アウトランダーPHEVは電気とガソリンの両方で走ることが可能なプラグインハイブリッドですが、電気で走れる距離はどのくらいでしょうか?
アウトランダーPHEVが電気で走れる距離
アウトランダーPHEVが電気で走れる距離、EV走行換算距離は、
J08Cモードで65km
WLTCモードで57.6km
とカタログに記載されています。
とってもざっくりですが、JC08モードは日本の計測値、WLTCモードは世界基準ということらしいです。
また、実際に走行できる距離は、だいたいカタログ値の70%程度とのことです。
なので、アウトランダーPHEVが電気で走れる距離は40kmくらいが現実的ということになります。
電装品の使用状況でかなり変わるらしいので、少なめに計算しています。
アウトランダーPHEVを満充電するために必要な電気量
アウトランダーPHEVが電気で走れる距離は40kmくらいだとして、これにかかる電気量はどのくらいでしょうか。
普段の生活で電気量なんて気にしたことがないのでピンときませんが、アウトランダーPHEVを満充電するために必要な電気量は12.29kWh、と公式カタログに記載があります。
ということは、12.29kWhの電気量を貯めるのにどのくらいの電気代がかかるかということになります。
家計簿などをつけていればすぐにでもわかるのかもしれませんが、どのくらいの金額なのか想像もつかないですね。
アウトランダーPHEVを満充電にかかる電気代
アウトランダーPHEVを満充電するために必要な電気量の12.29kWhはいったい電気代はいくらなのか?
あくまでも家に充電コンセントを設置して充電する場合になりますが、一般家庭の電気代の全国平均を記載している新電力ネットというサイトによると、2018年11月の平均販売単価が29.01円/kWhとのことです。
ざっくり1kWhが30円というのが基準になりそうですね。
ということは、アウトランダーPHEVを満充電するために必要な電気量が12.29kWhなので、これに30円/kWhの単価をかけると満充電の値段が算出できます。
つまり
12.29kWh × 30円/kWh = 368.7円
が、一般家庭でアウトランダーPHEVを満充電する際の電気代ということになります。
アウトランダーPHEVのEV走行の燃費
ここまで順を追ってまとめると、
- アウトランダーPHEVの満充電に必要な電気量は12.29kWh
- 一般家庭の充電だと約1kWhが30円
- とすると満充電にかかる電気代は368.7円
ということになります。
アウトランダーPHEVのEV走行換算距離を約40km(かなり少なめの計算です)とすると…
40kmの距離を走るのに368.7円ということになります。
ということは、
400km走るのに3,687円
800km走るのに7,374円
です。
これって、いわゆるガソリンの燃費とかで考えるとどうなんでしょうか?
ガソリンの燃費だと、1L(1リッター)で何km走るかという考えなんで、比べるのがちょっと難しいですね。
アウトランダーPHEVは電気で走ったほうがお得?
アウトランダーPHEVでのEV走行換算距離を約40kmで368.7円かかるとして、ガソリンとの比較はどうすればいいでしょうか?
とってもざっくりですが、いま1Lのガソリンが140円と仮定して、さらに燃費を10km/lで考えると、
10kmで140円
20kmで280円
30kmで420円
40kmで560円
となります。
ということは、アウトランダーPHEVのEV走行が40kmで368.7円なので、電気で走ったほうガソリンで走るよりも約34%ほど割安ということがわかります。
アウトランダーPHEVが電気で走れる距離と電気量・電気代、いかがでしたか?
実際にはもっといろいろな要素があるので一概には言えませんが、自宅に充電コンセントがあればガソリンスタンドに行く手間もありませんし、料金的にもお得ということになりますね。
最近では電気代が安いプランなどもあるようですし、工夫すればもっと安くアウトランダーPHEVを満充電できるかもしれませんね。
そのあたりは、また次の機会に調べてみようと思います。